毎年,春になるたびにカメラ熱が高まるんですが,脊髄あたりにそういうウイルスとかが住み着いていて,一定の日照時間と温度変化を完治すると活動をはじめていたりするんでしょうか。
今回は,幸か不幸か資金がなく,ツーリングに持って行くという目的もあったので,ある程度ターゲットを絞り込んで探せました。
候補に上ったのは,
・FUJI FinePix F200EXR
・NIKON COOLPIX P6000
・RICOH CX2
・RICOH GX200
・CANON PowerShot S90
・CANON PowerShot G11
FUJIのZ2をずっと使っていまして,起動の速さと人の肌色の描写がとても気に入ってます。気軽に持ち歩くぶんにはこれで十分なんですが,それに変わるもの,ということで最初にあがったのが,FinePix F200EXRでした。フィルムメーカーだけあって,色がとても自然で綺麗なのが魅力で,しかもFシリーズときたもんだ。ダイナミックレンジも広いし,ノイズも少なく,オールマイティっぷりにかけては現状手に入るカメラではトップだと思っています。
が,Z2に追加して持つカメラとして,Z2の上位機種というのはどうも,というので保留。
次に考えたのが,NIKON COOLPIX P6000。
前々回のカメラブームでP5400を買おうかどうか迷ってるうちに欠品になってしまったという過去がありましてね。一眼はNIKON一択だと思ってますし,ミドルクラスのコンデジなら,と自然と候補にあがったのですが,これといった特徴がなく保留。
当然のようにGR DIGITAL IIIも思い浮かんだものの,予算をはるかに上回るため消去して,代わりに候補に浮かんだのがRICOH CX2。ところが,なにせ念頭にあるのがGR DIGITAL IIIなので,ファインダーがほしいとか自動開閉キャップが魅力的だとかで,RICOH GX200が第1候補に。
しかし,いろいろ調べてみると,GXRがGX200の後継機にあたり,いってみればGX200は型落ちになるわけで。日進月歩な現状では,機能がちょっと見劣ります。って,GX200に多機能を求めることが間違えているけど,それならいっそGR DIGITAL IIIがほしい!…以下ループ。
そこで,実機をさわって決めようと赴いたキタムラで気に入ったのが,CANON PowerShot S90。コンパクトなのにF2.0ってなに。しかも,レンズについているコントローラーリングが,トーシローカメラ小僧な僕の所有欲をグッとかきたてます。ところが,実際に構えてみると,親指の付け根付近にあるコントローラーホイールをグルグル回してしまうのです。僕の手のひらは厚くて柔らかいので,ちょっと不安。
そうこう迷っているうちに,友人のCANON PowerShot G10がうらやましくなり,この際だからと候補に上ったのが G11。ファインダーもついている,レンズも明るい,当然絞り優先やシャッタースピード優先で撮影ができる。これ一台でいいじゃん!ってなもんですよ。
ただ,そもそもの「ツーリングに持って行くコンデジ」というコンセプトを考えると,枠をはみ出るので要検討。
僕の灰色の脳細胞は,フルに活動しました。
パンフレットも丸暗記してしまい,価格.comの価格変動履歴も完璧に覚えるありさま。
これではいかん,恐らくどれにしても大差はないはず。
それならば,機能やレンズに申し分ない,S90に決めよう!
とキタムラに行ったらですね,お兄さんにRICHO CX3を勧められ,「だってシャッタースピード優先機能がないから花火とれないじゃん」と反論したところ,「長時間露光モードで代替できますよ」と返されてしまい,あっさりとCX3に決定しました。
コンデジは楽しく遊んで撮るものだ,という役割をわきまえて,十二分に楽しませてくれるカメラです。薄いのとかレンズがやたら小さいやつはカメラじゃないと思ってる僕には,この無骨な形状も○。
光学10倍ズームなんて必要ない,カメラは僕の眼であって,そんなもんは望遠鏡にでも任せておけばいい,とも思ってたんですが,10倍ズームがあると動物が撮りやすいのでちょっと幸せ。
同じように,マクロなんて顕微鏡の…と思っていたのですが,物の質感まで描写できて,あればあるで楽しめるもんだなぁと。
最近のカメラは厚さ2.5cm以下が主流らしく,こじゃれたカメラケースには収まらないもんですからコンビニ袋に入れてたんですが,あまりに皆につっこまれるので100均でケースを買いました。
最近の100均はすごいです。
価格コムで価格をリサーチしてみると,人気のせいか僕が買った1週間前より相場が1000円ほど上がっていてビックリです。
店頭で買う場合は,おまけで液晶フィルムやSDHDカードをつけてもらうもよし,ネットで買うならセットで買うと,届いたらすぐに遊べておすすめです。
なにせ,届いたらすぐに遊び倒したくなるカメラですから。
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